停滞期はどんな人にもやってきます。
季節に春夏秋冬があるように、人生にも停滞期という形で冬がやってくるから。
停滞期はまるで、長いトンネルを歩いているかのように全く先が見えなくなります。その時期はとてもつらいけれど、冬が過ぎれば春がやってくるように、そのつらい気持ちが清々しく変わる日は必ずやってきます。
先が見えなかった停滞期
私自身も停滞期を何度か経験していますが、ここ最近だと、2024年春に医療過誤にあったことから停滞期がはじまりました。1年以上もの間、再治療の目処が立たず、先行きが見えない中で過ごす日々。人に会う機会も減り、自分のことを鏡で見るのも、外に出る気力も無くなり、気分の落ち込みが長く続きました。
今までやっていたことができなくなり、強制的に表に出れない状況になったことで、これまでのことを振り返る時間が増えましたが、考えれば考えるほど答えは見えませんでした。
なんでこんな目に遭ってしまったのだろう・・
この状況はいつ変わるのだろう・・
元には戻れない悔しさで胸がいっぱいでした。
私の場合は今回、医療過誤がきっかけとなりましたが、停滞期のきっかけは人それぞれなので、人間関係であったり、仕事のことであったり、何かの別れであったり、さまざまな要因があると思います。
停滞期の真っ最中は、こんな時期が一生続いたらどうしよう・・と思ってしまいがちですが、これまでの経験を見てみると、そのような時期は、その後にもっと良くなるために必要な期間であるということが多いのです。
この時期の意味を見極める
何をしてもうまくいかない・・
空回りをしている気がする・・
何をしようとしても足止めを喰らってしまう・・
そのようなことが起こることはありませんか?
そんな時って、その状況をどうにかするために行動したのはいいけれど、余計に状況が悪化してしまったり・・
焦れば焦るほど、どうしようもなくなってしまったり・・
うまくいかない時期が続いたら、「ストップするサイン」なのか、「その後に大きくジャンプするための準備」なのかを見極める力は必要になります。
このような停滞期を上手に乗り越えることができたら、その後は強くなれます。たとえそれが長く続く停滞期だったとしても、その時期を過ごしたことがその後の人生にプラスになることがあるからです。
停滞期を乗り越えるコツ
停滞期にどんな考え方をしていけばよいかは、その時期に起こることをできるだけプラスの感情で捉えていくことです。なかなか難しいかもしれませんが、「この出来事には意味がある」と思うことができれば、目の前に起きた出来事も見え方が変わっていきます。
起きてしまったことは仕方ない、
もう時間は戻らない、
ではこの経験は何を教えてくれているのだろうか?と。
そして思い切ってその状況を客観的に観察してみることで気持ちが変わってくることを実感できます。
人はうまくいかないことがあると、どうしても視野が狭くなってしまうものですが、そんな時こそ視点を変え、自分が停滞している状況や、その時の自分の様子、起きた出来事や問題を客観的に見ていくのです。
自分だけの視点だと、他責になりやすくなるため、停滞期が長引いたり苦しさが続いてしまいますが、視点を変えてみると、その状況を打破しやすくなるだけでなく、解決策も見えやすくなります。
停滞期の真っ最中は、つらくて悲しくてどうしようもなかったとしても、ここをどう乗り越えるかによって、日常が変わり、日々の生活が変わり、ひいては人生も変わっていきます。
今回のワーク
停滞期をどう乗り越えていますか?
自分が思う理想の乗り越え方はどんなものですか?