音楽は私たちの心身の健康(well-being)に様々な良い影響を与えることが証明されています。
音楽を聴くとストレスが軽減し、脳の神経細胞を修復したり活性化を促したりもします。そして気分ややる気の向上に繋がることもわかっています。
気分の落ち込みや意欲低下が続くメンタルの症状にも効果があり、うつ病や不安障害などの緩和にも効果的であるとされています。
音楽がメンタルに与える効果 〜気分を高めたい時〜
私自身、体調が優れず、家で過ごしていた時期がありました。人と会うのも億劫になり、化粧をするのも外出をするのも意欲がわかなかった時期が続きましたが、そんな時、YouTubeで見つけたある音楽を聴くようになり、そのことに楽しみを見出すことができました。それは癒し系のBGMと海外の音楽でした。
何もしたくない気分のときでも、それらの音楽をかけていると、自然と心がリラックスしたり、気分が高まったりと、音楽の効果を実感するようになり、その頃から音楽がメンタルに与える影響を意識するようになりました。
音楽を聴くと、私たちの脳内の神経伝達物質である「ドーパミン」が分泌されます。これは、音楽を聴いてワクワクしている時に活性化し、気分を高めてくれたり、やる気の向上に繋がると言われていることもあり、音楽の力が私たちに与えてくれる効果は驚くほど高いのです。
音楽がメンタルに与える効果 〜リラックスしたい時〜
音楽を聴いて脳の側頭部にある聴覚皮質を活性化すると「セロトニン」や「オキシトシン」が分泌されます。これらの神経伝達物質は、副交感神経を刺激し、心身ともにリラックスした状態を作ってくれるもの。
家でリラックスしたい時、ゆっくりと過ごしたい時、癒し系のBGMを流していますが、これらを聴くと、心がすっきりと癒やされていくのがわかるのです。たくさんの種類がありますが、私の場合は、何かに集中したいときはカフェのBGMを、何も考えずリラックスしたい時には、水の音や鳥の声、自然の中に身を置いているかのようなBGMを選んでいます。
今は、YouTubeなどでも色々と聴くことができるので、疲れたなと感じた時や、心を癒したい時などにおすすめです。自然の音をゆったりと聴いているだけでかなりのリラックス効果を感じることができますよ。
音楽で思い出される記憶
音楽を聴くことによって、思い出される記憶や感情もありますね。学生時代に聴いていた曲や流行っていた曲を聴くと、その当時の思い出がよみがえってきて、10代の頃に戻ったような気分にもなれますし、ワクワクとした気分を思い出させてくれます。
これも今ではショート動画やリールなどで昔の動画を観ることができるので、ちょっと昔を思い出したい時などに聞いてみるのも良いですね。
自分に合う「音楽」を見つけるコツ
様々な音楽がある中で、自分に合った音楽を選ぶことって難しいですよね。
流行っていたり、誰かが良いといたもので合っても、自分で聞いてみたときになんとなくスッキリしなかったり、心に響かなかったり、ということはよくあることです。
一般的に、曲調や音の高さ、リズムなどでその効果は変わりますが、アップテンポな音楽は気分を高め、一方でゆったりとした癒し系の音楽には心を落ち着かせてくれる効果があります。
それらを選ぶ基準は、その音楽を聴いているときにどんな気分になるか?ということ。
「どんな人にもあう音楽」というのは難しく、それぞれの人にあった音楽、その時の気分にあった音楽を選ぶことが、ストレスの緩和に繋がります。
聴いていて不快に感じるのであればそれは自分に合ってしないというサインなので、どんな人でも同じ効果が出るということにはなりません。自分が聴いてワクワクしたり、気分がリラックスする音楽を、その時の状況に合わせて選んでいくことが大切になります。