年齢を重ねてから学び直しをする人が増えています。その方法は本での学びだったり、動画での学びだったり、資格を取得するためだったり、大学に入り直したりなど、様々な方法があります。
私自身も20代の頃から色々な資格を取り、またはセミナーや講座を受講してきました。自分にプラスになったものもあれば、大金を払って「失敗した!」というものもたくさんありましたが、そこで得た経験は自分の中でいきています。
学ぶことを定着させるには
大人になってからの学びは、自分自身の知識欲を満たすということにつながります。
私自身もまだまだ学びたいことがたくさんありますが、学ぶだけでなく、それらを定着させるためのコツをお伝えできればと思います。
時間をかけて学び、知らないことを知ることができた、自身の知識が増えた、その経験と知識は自身の宝物になります。でもせっかくなら、その知識を定着させて知恵に変えていきたいですよね。
それは、その後にどうするかが分岐点になります。
知識を知恵に変えることができれば、誰かの役に立ったり、お金を生み出すきっかけになるかもしれません。
知識を知恵に変えるコツは、学んだことをアウトプットすること、
誰かに伝える、教えるなどの方法でその学びを実践してみることです。
学んだだけの状態では、それは知識のままですが、実際にアウトプットをすることで、その知識は知恵に変わっていきます。実際に人に伝える、教えるということは、知識の定着率が一番高いとも言われているからです。
読んだだけ、聞いただけでは、わかった気になっているだけで、実際にはしっかりと定着していないことが多いもの。
学校の課題や受験等でも、結果を出している人はやはり、実際のアウトプット量が半端ないのです。
50代からの英語
51歳のとき、息子の英検受験に合わせて、私も同時期に英検の勉強をはじめました。
「私は英語が苦手です」と言っても、謙遜していると思われたり、できないという人に限って実際にはできていたり・・ということが多いせいか、周りに宣言しても信じてもらえることが少なかったです。
でも本当に私は英語ができない。というか苦手意識が強すぎて無理・・という感覚でした。もう何年も何十年も前から、何度も何度も英文法の本をやり直し、書い直し、中学英語からやり直そうとしては挫折し・・と繰り返してきました。何度も何度も挫折しては、また最初からやろうとするので、なかなか先に進まず、ずっと中学の英文法をやり続けるという感じでした。
そんな中、息子が高校生になり、英検準二級を受けるタイミングで、一緒の時期にテキストや動画で勉強をすることにしました。まずは単語からはじめましたが、とにかく覚えられない・・。すぐ忘れる・・。何回やっても覚えない自分に凹み、何度も何度もやめようと思いましたが、思いきって受験。
周りは中高生ばかりだろうな・・と気にしていましたが、実際に行ってみると、数名ではありましたが、40代から60代くらいの方々も受けていらして、なんだかホッとしている自分がいました。
1次試験に合格し、2次面接の勉強をし、無事に合格。
すごく嬉しかったです。今まで意味のない資格を取り続けてきた時期が長いので、活かせる!という喜びはやはり大きかったです。
このことをきっかけに少しだけ英語が好きになり(基本はやはり苦手意識が強いのです・・)52歳の時に2級を受験。ライティングに1時間をかけてしまい、残りの問題はほぼ塗り絵・・(適当にマークすること)
当然のことながら不合格でした。
あれだけ苦手意識のあった英語も、準二級を取ったことで自身になり、続けていく気持ちに変わっています。試験を受けなくても勉強はできますし、若い人だらけの中で受けることに躊躇してしまうこともあるかもしれませんが、杞憂でした。
やはり、学びはアウトプットするからこそ伸びるのだと。
お金をたくさんかけなくても自由に学べる時代です。
テキストでも動画でも、まずは気になるものを手に取ってみて、続けていきたいと思ったら知識をインプットしていく。そしてその知識をアウトプットすることで、学びの定着率はぐっと上がってくれますよ。
今回のワーク
大人になってから学んだことはありますか?
それはどのように活かせていますか?